ポーランドに行ったらとかじゃなく絶対訪れるべき場所!アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所

ポーランド編最後はやはりアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所の事にしようと思います。

 

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アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所を訪れるのであればガイドツアーに参加することを強くお勧めします。

特に日本人の中谷剛さんにガイドしてもらうことをお勧めします。

アウシュヴィッツのガイドはポーランド人だけなのですが

その中で唯一外国人として公認ガイドの試験に合格しガイドをしているのが中谷さんです。

日本語で説明を聞けるのはもちろんですが

U10が強くお勧めする理由は、当時の時代背景から現在そして未来をどう考えていくか

一緒に考えて行こうというスタンスで説明してくれていると感じたからです。

ただそこで何が起きたのかということを聞くだけでなく、

歴史から何を学びこれからの未来にどう生かしていくのかを

考える機会になると思います。

 

さてまずは行き方の説明から

我々はクラクフに滞在していたのでクラクフからアウシュヴィッツへまず移動します

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我々はバスを選択

クラクフ駅からバスで移動

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オシフィエンチムミュージアム行き

つまりはアウシュヴィッツ行きです

このバスに乗ればアウシュヴィッツの目の前まで行けます

クラクフからオシフィエンチム

往復28ズウォチ(約840円)2016年4月現在

所要約1時間30分

アウシュヴィッツミュージアム入場棟前で中谷さんと他のガイドツアーの方たちと合流し

いよいよアウシュヴィッツに入ります

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ミュージアムからすぐの場所に有名な門があります

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「ARBEIT MACHT FREI」(働けば自由になる)

もちろん働いても自由になるわけではありませんでした

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門の横には有刺鉄線と金網が。

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建物の中が展示室になっているので

そこを回りながら説明を聞きます

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この地図にある街から人々はアウシュヴィッツに送られてきました

知らなかったけどヨーロッパ各地から送られてきています

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当時の写真

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各地から送られてきた人々が選別される場面

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働けないと判断された人々はそのままガス室に送られたそうです

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彼らが持ってきた荷物を没収しているところ

帰って来られるかもわからないし荷物は少なくしなければいけない

そのためできるだけきれいな格好をして、貴重品を持って収容所に送られてくる人々

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ガス室の模型

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このガス室に連れて行く仕事や

死体を焼却する仕事はドイツ人ではなく

収容されているユダヤ人にさせていたそうです

そうしてドイツ人の罪の意識は減り、ユダヤ人の同胞に対する罪の意識は増え

お互いが疑心暗鬼な状態に陥るように状況を作り上げていたそうです

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ガス室で使用されたチクロンβの缶

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没収したもののリスト

紙で見てしまえばメガネが何万個とか靴が何万足とか書かれても正直実感できなかったです

ああ、多いんだな~くらいなもんです

しかしこの後

展示されている一部を見て愕然としました

一部なのにとんでもない量です

写真を撮る気持ちになれずその写真はありません

人間の想像力の欠如というか

やはり現場で目で見ないと本当の認識はできないんだと痛感しました

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当時の収容所の様子

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看守部屋

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絞首台、見せしめの意味もあったそうです

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男性収容所と女性収容所の間も鉄線と電流で区切られています

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ガス室の外観

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アウシュヴィッツ見学の後はシャトルバスでビルケナウ収容所へ

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各地から列車でここへ運ばれてきて

先ほどの写真のように選別され

働けると判断された人だけが収容所へ

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列車といってもこんな貨車に詰め込まれての移送でした

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当時の収容所の様子

ちなみにここビルケナウにはアンネ・フランクも収容されていました

 

実際に現場に行き、

当時の状況や収容所での出来事を聞いてみるまで

漠然と思っていたことが

ある点では全く思っていたことと違い驚かされ、

またある点においては大体思っていた通りでさらに想いを固めることができました。

普通に考えれば

『何故こんなにも残酷なことを同じ人間ができるのか』

不思議に思うと思います、自分もそうでした。

ヒトラーらナチスのせいと言ってしまえば簡単ですが

そのナチスを選んだのはドイツ国民です。

しかしナチスが政権を獲得した1933年の選挙における

ナチスの得票率は3割しかなかったと言われています。

つまり国民の大多数が積極的に支持しなくても国民から選択されたと言えるわけです。

そして、ことあるごとに『ドイツ人のため』という殺し文句で

ユダヤ人のせいでドイツ人が職に就けないとかプロパガンダを進めていくわけです。

そのため徐々に『ユダヤ人に対しての行い』が『ドイツ人のため』しょうがないと思うようになり

最終的にホロコーストまでいってしまったのではないでしょうか。

こういう状況を今後作らないためにどうすべきか。

やはり傍観者にならないことだと思います。

よくわからないから投票に行かない、

興味ないから投票に行かない、

忙しいから投票に行かない、

政治はダメだとか文句は言うけど投票に行かない、

デモに行くのに投票に行かない、

パッと見、下の方は政治に参加している風ですが

風だけで結局傍観者です。

やっぱり民主国家である日本人として投票は大事だと思います。

日本は大丈夫!って思いたいのもわかるし

自分もそうであってほしいと思いますが

ちょっとしたことで急にどうなるかわからないのは過去の歴史が物語っています

1人1人が考えるだけでなく、行動することが大事だと改めて思いました。

 

そういったわけでアウシュヴィッツには日本の全中学校が修学旅行で行けばいいと思います

そして中谷さんのお話を聞いて積極的に自分の意見をぶつけて

同級生と激論を交わしてほしいと思います

18歳に選挙権も引き下がったことですし

教育に政治を盛り込んだ方がいいと思うんですけどね

 

ちなみに中谷さんのメールアドレスはこちら

nakatani@wp.pl

希望日と人数を伝えて日程が合えば案内してもらえます。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

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2件のコメント

  1. こんにちは。
    アウシュビッツについては、本で読んだりテレビで見たりしたことはあります。
    行ったことはありませんが。
    写真をとおしても、伝わるものがありますね。
    「実物」でしか伝わらないものがあると思います。

    1. こんにちは。
      おっしゃるとおり「実物」でしか伝わらないものがあると思っているので
      機会があればアウシュヴィッツはぜひ訪れていただきたい場所です。

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