昨日も書いたようにU10がニュルンベルクについて知っていることの一つが
ニュルンベルク裁判
言わずと知れた第二次世界大戦におけるドイツの戦争犯罪を裁いた国際軍事裁判です
ではなぜニュルンベルクで行われたのか
それが本日のブログです
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第二次世界大戦時のドイツといえばナチス政権下でした
そのナチ党が党大会を初めて開いたのが1923年
そして政権を獲得した1933年ヒトラーはニュルンベルクを『帝国党大会の都市』と宣言し
以降は必ずニュルンベルクで党大会を開きました
そして第二次世界大戦勝利の暁に盛大な党大会を行う予定だったコングレスハレ(未完成)という場所があります
現在は帝国政党議会記念センター(Doku-Zentrum)という名前で
当時のことを伝える資料館のようになっています
※(現在のDoku-Zentrumはあくまで資料館で未完成ということもあり当時党大会が開かれた場所ではありません)
ポーランドでアウシュヴィッツを訪れたこともあり
非常に興味があったのでそちらに行くことにしました
宿からは中央駅に行きそこからトラムで移動
Doku-Zentrum行きのトラムで終点のDoku-Zentrumで下車
降りると目の前にあります
はやる気持ちを抑えて中に入ります
入場券を買って中に入ります
オーディオガイド付きで1人5€
このリモコンに番号を入れて耳に当てて聞きます
地味に腕が疲れます笑
各所に当時の写真が飾られており
多数の映像も鑑賞できます
オーディオガイドで詳細な説明が聞けるのですが
残念ながら日本語はなく
英語も専門用語が多くて説明が長いので疲れました・・・
なのでざっくりと聞いてあとで調べなおすことにしました
言わずと知れたヒトラー総統
ナチスが突き進んでいく過程が非常によく説明されています
自分には異様な光景にしか見えませんが
ちゃんと選挙で選ばれた民主的な政権なんですよね・・・
(アウシュヴィッツのブログでも書きましたが得票率は3割程度ですが・・・)
写真からもとにかく当時の熱気が伝わってきます
アウシュヴィッツの時も思いましたが
本当にちょっとしたことで歯車は狂っていくんだなと思います
歴史から学ばなければ人類の歴史の意味はないと思います
国民の後押しもあり
ドイツを良くするため、ドイツ人のため、という旗印の下
軍備も強化されていくわけです
1927年のニュルンベルクで行われた党大会においてヒトラーは
「ドイツ民族にはもっと生存圏(政治的支配が及ぶ領土)が必要であり、それは力による領土拡張によってのみ実現される。
しかしドイツは3つの忌むべき思想、国際主義と民主主義と平和主義によって力を奪われてしまった。
この邪悪の三位一体はユダヤ人が創造した物である。」
と演説し、反ユダヤ主義が加速していきます
国内の問題から目を背けるには
他国を攻撃するのが一番の近道であることは現在も同じですね
国の指導者はそこに頼らないで政治をしてこそだと自分は思います
自分のこの意見には
『他国が日本に対して攻撃的なのだから日本も同様に対処しなければやられてしまう』と言われますが
それって完全な負の連鎖だと思います
やはり他国がそうであればあるほど日本から新たな立場を表明して先頭に立つくらいの気概がほしいと思うんですがね
説明を熟読したので外も見学
完成しなかったコングレスハレの内側
非常に勉強になる場所でした
アウシュヴィッツを訪れていなかったら来なかった場所かもしれません
世界のあちこちに残っているこういう場所こそ
もっと積極的に人々が訪れる場所なのかもしれません
今日の1枚
コングレスハレの航空写真
時代背景が違ったらすごい建物として
もっと多くの観光客が訪れたのかもしれませんね・・・
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
「歴史から学ばなければ人類の歴史の意味はないと思います」という言葉に共感します。
「戦争だけは、絶対に避けたい」という気持ちが第二次世界大戦という人類最大の惨事とナチスを生む遠因となったしまいました。
ケネディが、核戦争を本気で覚悟したことで、核戦争をまぬがれることができました。
平和を守るためにはどうすればいいか?
写真を見て、歴史に学ぶべきだと思いました。
では、気を付けて良い旅を!!
良かったら、こちらの記事をご覧ください。
平和を考えた⑨「何で第二次世界大戦の理由は?平和を求め過ぎたから?」http://yukashikisekai.com/?p=593
キューバ危機とその後のデタント~平和について③
http://yukashikisekai.com/?p=15
記事を拝読させていただきました。
確かに「未来から過去を振り返れば、いくらでも言える」のですよね。
平和を守るためにどうすべきか。について非常に興味深い考察で勉強になりました。
おっしゃられているように日本人は反対意見に対して過剰に反応するな~と自分も感じていました。
『議論』と『主張』の仕方をもっと学ばないといけないと思いますね。