アフリカ大陸5ヵ国目
我々がやってきたのは内陸の小国ルワンダです!
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1994年に20世紀最後の大虐殺といわれる
ルワンダ虐殺が起こり
わずか3ヶ月で100万人
国民の10人に1人が殺されるという
人類史上類を見ない出来事でした
そんなルワンダは現在
毎年8%の高い経済成長率をたたきだし
首都のキガリは東アフリカで1番治安が良く
女性の参政率が世界一高く
汚職がアフリカで1番少ない
挙げればキリがないほど目覚しい発展を遂げています
どうしてこんなことができたのか?
自分の目で確かめたいと思いルワンダへとやってきました!
まずは歴史をしっかり学ぶため情報収集!
なんとなくの場所と
これまでの歴史背景を調べたので
早速移動
途中の風景を楽しみつつ
到着!
こちらがキガリの虐殺博物館
入場は無料です
中の写真はエキストラで支払いをすれば
撮影可能ですが我々は撮影していません
最初に虐殺当時を振り返る映像を観て
スタッフの説明を聞き
館内を見学する流れです
ルワンダ虐殺は1994年に起こりました
1994年の4月6日にルワンダとブルンジの大統領が暗殺されたのをきっかけに
ルワンダ愛国戦線が同国を制圧するまでのおよそ100日間に
フツ族系の政府や過激派によって、ツチ族とフツ族穏健派の人々が多数殺害されました
その数は50万から100万人、全国民の10~20%といわれています
元々くすぶっていた民族間の対立
少数派のツチ族が裕福だったことで多数派のフツ族には不満があり
そのような小さな火種をメディアのプロパガンダなどが煽り
大統領暗殺というきっかけで爆発したという印象でした
それまでは普通に暮らしていた人々が
フツ族かツチ族か
ただそれだけの違いで
仲良く付き合っていた友達や近所の人に
襲われる
フツ族であってもツチ族の知り合いを殺すなんてできないと
虐殺を拒否すれば裏切り者として虐殺される
そんな不条理なことが100日間続く
正に極限状態の人間が織り成した凄惨な出来事でした
しかしながら
これはどこででも起こりうることであるとも思いました
自分の身を守るために
殺したくなくても殺さなければならない状況
考えただけでも辛い選択です
ガイドをしてくれた職員は
ツチ族の生き残りで家族は彼以外全員殺されたそうです
彼は「多くの外国人がここに来て当時のことを知ってくれるのはいいことだ」
「こういうことが起きてしまったことをもっと知ってほしい」と言っていました
また
「自分は幸せだと思う、ここで働いていれば毎日両親や兄弟に会えるから」とも
言っていました
起きてしまった虐殺
しかし、それを忘れるのではなく
しっかりと事実として受け止めて前を向く
わかっていても中々できることではありません
こういう強い若者がいるから
ルワンダはアフリカの奇跡と呼ばれる発展をしているのかな
と、強く思いました
人間なんて本当に小さなきっかけで
どうにでもなってしまうんだなと痛感しました
こういう出来事を知ることで
今後こういうことが世界中で起きなければいいと
真に思いました
虐殺博物館のあとはホテル・ミルコリンズへ
こちらは有名な映画
『ホテル・ルワンダ』の元になった場所
ルワンダ虐殺当時
副支配人だったフツ族のポール・ルセサバギナ氏が
自分の家族(妻がツチ族)を守るためから
最終的に1200人以上のツチ族や穏健フツ族の難民を匿った場所です
現在は資本が変わりましたが
営業中です
写真を撮りたいと伝えたら
快く中に入れてくれました
自分はフツ族だから自分だけなら助かる
でも妻がツチ族だから妻は助けたい
子供たちも助けたい
その過程から
自分を頼りにしてくる人々を1人でも多く助けたい
頭ではわかっていても自分がその立場だったら
できるだろうか・・・
きっと無理だろう・・・
そんな極限の状況化で見ず知らずの人まで助けること
多分平時なら全員が素晴らしい考えだから自分も、と思うだろう
しかし当時はいつ自分が殺されてもおかしくない状況
本当にすごいなと思いました
できることなら自分も、と思いますが
そういう状況にならないように尽力する方で頑張りたいと思います
話を聞き、資料に触れ
わかったことは
発展はしているし、表面上は平和ですが
根深く残る傷跡も、また同居しているのが現実でした
当時のトラウマ
虐殺に参加したフツ族に対する裁判への不満
近すぎる過去
これらの物事を少しずつ解決していくためにも
博物館の彼が言ったように
知ってもらう、復讐という意味ではなく事実として忘れないことが
いかに重要なことかも少し理解できた気がします
現地に行って直接聞くことの大事さを学んだ気がします
今日の1枚
ホテル・ミルコリンズ前のゴリラ像
ゴリラは4体ではなく3体です笑
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本日もお読みいただきありがとうございました!