セルビア人地区を訪れたあとは
プリシュティナの中心に向かいます
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タクシーでプリシュティナまでなんとか戻り
バスターミナル近くに降ろされた我々は
町の中心目指して歩くことに
なんといってもコソボは珍しくアメリカ大好きな国
なんたってアメリカのおかげで独立できた国だから。
元々はアメリカ国防省がテロリストと認定したコソボ解放軍。
しかしいつの間にやらそのコソボ解放軍をアメリカは支援して
セルビアに空爆とかしたことによって独立した国だから。
アメリカがいつもと違うのは
アフガニスタンやイラクの時のように
散々利用して武器提供とかして掌返しして潰すというパターンではなく
テロ認定してたのに掌返しして独立させたこと。
まあ自称世界の警察、正義のアメリカ様だからしょうがないよね。
そんな事をクリントン通りやブッシュ通りを見たら考えてしまい
頭の中でこんな歌がグルグルしてました。
「民族紛争 果てしない仕返し
正義のアメリカ ミサイルぶちこむ」
真心ブラザーズの素晴らしきこの世界
1993年に発表された曲だったと思うけど
20年以上経っても正義のアメリカは変わらないな~
でもなんにせよ紛争が終わったことにより表面上では平和になったのは事実。
もちろんプリシュティナの中心部を歩いていても怖いこととかは全くなく
おじさんたちも子供たちも楽しそうに平和に過ごしていました。
平和が一番。
さて我々は日帰りでマケドニアに帰るので
さらっと市内観光をします
まずは
ここにはなんだかとても不思議な建築の図書館があるというので
早速見学に
建築の事はよくわかりませんが
何とも不思議な建物です
中にも入れそうなので入ってみることに
地下には大学図書館だけに学食がありました
大学を出ると近くに目を引く建物が
セルビア正教の教会です
どうみても廃墟です
調べたところ
わざと廃墟にして置いているらしいです
名目上はセルビア系住民の信教の自由を認めているから解体されないのですが
セルビア人たちは難民キャンプやセルビア人地区に逃げ出しているので
管理する人もいなく廃墟になってしまっているようです
こんなところにも民族間の対立はあるようです
近くにはマザーテレサ大聖堂が建設中
こちらは以前に紹介したマザーテレサ(マケドニアのスコピエ出身)が
アルバニア人だから大々的に建設中
コソボのアルバニア人はほとんどがイスラム教だけども
カトリック教会を大々的に建設中
町の中心はマザーテレサ通りです
民族と宗教
日本人の我々にはやはり理解しにくい難しい問題だと思いました
日帰りなのでそろそろ帰ることに
歩いてバスターミナルを目指したところ
迷子になりました笑
さっきタクシーで降ろしてもらったところを
バスターミナルの近くと思っていたところ
違いました・・・
急いで周りの人に確認
どうやら歩いて15分くらいで着くようです
最終バスに間に合うか?
久々に急ぐ三十路夫婦
暑い、疲れた、文句ばかり言う三十路夫婦
すると
もう時間がないので直接バスへ
スコピエ行きを見つけ
運転手に「中でチケット買うから」って
言うと
「ダメ!売場で買ってこい」と
なんか別の係りの人が
「スコピエ?こっちだ急げ!」
と売場まで誘導
売場の人に何やら現地語で急げと言っている様子
売場の人焦る
いくらかわからないので
とりあえず20ユーロ札を渡す
切符とお釣りを受け取るが
確認する暇もなく連れて行かれる二人
後で確認すると
お釣りが17ユーロくらいある・・・
完全に間違えたようです・・・笑
なんかすごく儲かっちゃいました
申し訳ないです・・・
日帰り弾丸コソボ行き
話には聞いていたけど行ってみて思う事は色々ありました
思っていた以上に発展しているプリシュティナ
思っていた以上に通じる英語
破壊されつくしたからか紛争の後は全くと言っていいほどなかった
セルビア人を排除して9割以上がアルバニア人になったことで
平和になっているコソボ
アルバニア人からすればセルビア人は悪そのもの
でもセルビア人からすればコソボはセルビア人の聖地
ややこしい問題です
結果
民族紛争が激化して果てしない仕返しになり
正義のアメリカがミサイルぶち込んで終結したわけです
別にただアメリカの判断を批判しているわけではないです
空爆とかがなくて第三者の介入がなければ
平和に解決したかと言えばそんなことはないと思いますし
もっと泥沼化していた可能性だってあると思います。
ただアメリカが味方した方が正しいみたいな風潮はどうかなって思うのです
感じたのは一度憎しみが生まれたら負の連鎖は凄まじいってこと
だってお互い正しいと思っているんだから
それにお互いにとっては実際正しいんだと思うし・・・
でもそこから武力闘争に発展すると
双方に膨大な犠牲が生まれて、
膨大な悲劇が繰り返される
だからこそそういう風にならないように
武力に頼らずに問題を解決するのが政治だと。
トップが武力に頼ったら
犠牲になるのは民間人なんだから。
もし武力行使しかないっていうんなら
そして指導者は指導しなくちゃいけないから前線に行けないって言うんなら
せめて家族や親しい人から前線に出すくらいの覚悟を持って
外交交渉に臨んでほしいです
相手があることだから難しいってのは良くわかりますが
そこを乗り越えてこその指導者じゃないですかね
今日の1枚
プリシュティナ中心にあったコロナット
マックドネルといい勝負!
こういうセンスは近いのにな・・・
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本日もお読みいただきありがとうございました!