ウクライナに来たからには行かねばならない場所がある

リアルタイムではモロッコのトドラ渓谷に滞在中

川で洗濯をしたりのんびりと過ごしています。
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さてブログは8月30日のことです。

ウクライナに来たからには絶対にここに行かないと。

U10が旅前から考えていた場所に遂に行く日となりました。

それは

チェルノブイリ

1986年4月26日にチェルノブイリ原子力発電所4号炉が炉心溶融(メルトダウン)し、その後爆発

国際原子力事象評価尺度(INES)で最悪のレベル7(深刻な事故)に認定された

(因みにINESの段階はレベル0からレベル7の8段階でレベル4以上が事故と認定されます)

史上最悪の原子力事故といわれた

 

それから25年後の2011年3月11日

東日本大震災の影響で福島第一原子力発電所1号機から4号機が炉心溶融などを起こした

国際原子力事象評価尺度(INES)で暫定ながら最悪のレベル7(深刻な事故)に認定された

1号機から4号機はそれぞれがメルトダウンや水素爆発を起こしているので一つ一つについては

ここでは詳しく述べません

 

つまりは

歴史上レベル7の事故は今のところ2件しか起きていない

原発事故が起こる確率はとても低いから大丈夫という人がかなりいますが

商用原発が運転を開始したのが1956年で今年が2015年

約60年でレベル7が2回

これを多いというのか少ないというのか。

ちなみにレベル6が1回、レベル5が4回、レベル4が3回起きています。

日本に限れば福島のレベル7と1999年の東海村のレベル4の2回起きています。

10回中2回が日本で起きた

この事実は変えられません

たまにしか起きないから大丈夫とそれでも言えるのでしょうか

 

 

閑話休題、話を戻します

ツアーに参加しないとチェルノブイリ原発の敷地には入れません

我々は

SoloEast Travelのツアーに申込みました

1人179USドル(現地通貨でも支払可ただしレートは悪い)

クレジットカード払いもできますが3パーセント手数料取られます

なので現金ドル払いがオススメ

集合8:15

出発8:30

終了18:00

約9時間半のツアーです

長袖・長ズボン着用、敷地内屋外での飲食禁止、禁煙

昼食込ですが15時過ぎになるので朝食をしっかり食べておくことが重要

集合場所の横にマクドナルドがあるのでそこで食べると

ツアー参加者らしき人に会うことができます

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支払いはバスに乗る時にします

 

 

 

 

 

 

 

バスで出発

参加者はアメリカ人3人、イギリス人2人、フランス人カップル、スウェーデン人3人と我々の12人

日本人参加者ということで質問攻めにあいました

わかる範囲での現状とチェルノブイリとの相違点について説明しておきました

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参加証
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ドキュメンタリーの英訳版を見ながら移動です

 

 

 

 

 

 

 

ドキュメンタリーに見入っているとあっという間に到着

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最初の検問

ここでバスから降りパスポートチェックを受けます

最初に訪れるのは当時ではなく現在の原発作業員の家族が暮らしている場所

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建物も当然しっかりしていますし

歩いている人たちも見かけました

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ガイドから当時の状況の説明を受ける
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被害にあった町の名前表だった気がします

 

 

 

 

 

 

ウクライナ人ガイドの彼は25歳

チェルノブイリ原発事故後に生まれていますが

ご両親が当時チェルノブイリに住んでいたそうです

すぐに帰れるからとりあえず避難するように言われて25年

いまだ帰れていない

中には生まれ故郷で死にたいと勝手に帰ってきて住み着いている人もいるそうです

当時はソビエト連邦

情報もほとんど入ってこなかったらしいです

その後ソビエト連邦は解体したため

チェルノブイリはウクライナに

そして最大の被害地域はベラルーシへと国名を変えて今に至っています

 

次に訪れたのは旧ソ連の超大型レーダー

1976年に作られた通称Duga3と呼ばれるOTHレーダーの廃墟です

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国家の重要施設らしい門

 

 

 

 

 

 

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置き去りにされ野ざらしとなっている車や建物の脇を通り抜けていきます

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コンクリートの道を歩きます

 

 

 

 

 

 

しばらく進むと巨大なものが

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このレーダー

自国に飛来する航空機や長距離弾道ミサイルを監視するもので、
Duga-3は北アメリカ大陸の一部を含む北極海の範囲を監視していたものだとのことです
冷戦の象徴のようなものです
しかしこのレーダーも稼働から13年
原発事故の影響により廃墟となってしましました
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とてつもなく巨大

 

 

 

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登ることもできます

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参加者全員が圧倒される大きさ

 

 

 

 

 

 

原発事故の影響で軍事拠点の一つを失うことになったソビエト連邦

事故の大きさを象徴する出来事の一つです

 

このあと我々は遂にチェルノブイリ原発へと向かいます

その話はまたあした

 
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本日もありがとうございました!

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